【転職】SE・PG志望者向けWebテスト【CAB】の対策
お疲れ様です。えごにもです。
本日も面接に行ってきました。SES会社の一次面接でした。
面接も和やかに進み、「これは合格の兆しアリ・・!」と余裕をこいていた花丸氏に突如襲いかかる悪魔の試練。
「では二次面接に進む前に、適正テストを行います」
エッー
面接官の女性から手渡されたWeb適正テストなる紙二枚。
冷や汗が止まらない花丸氏。
学生時代からテスト嫌いで名を馳せていた私に無慈悲な一言。
「30分以内に半分以上解ければ合格になりますので頑張ってください!」
震える手を抑えつつ名前を書き、ええい!ままよ!心の中で叫びながら紙を開くと奇怪な図形が何個も目に飛び込んできた。
いわゆる図解から法則性や規則性を読み取り、正確な答えを導き出すものだった。
私は面食らって、図解を凝視し、一つ一つの問題に苦しみ悶えた。
結果、残念ながら合格点に一歩及ばず不合格となり、ただただ無駄に時間と電車賃を浪費し、挙句地頭の悪さを露呈してしまう結果となったのである。
本件は情報不足が否めなかった私の自業自得に他ならないが、同じ轍を踏まないために、またこれからIT企業の面接に挑まん、赴かんとする同胞のために、私なりに色々調べた上で、ここにまとめたいと思う。
面接(筆記試験)におけるSE・PG志望の鬼門
センスがある人や地頭のいい人には筆記試験、適正検査などお茶のこさいさいかもしれんが、私のような地頭の悪いブサイクにとってこれほどの障壁は無いだろう。
企業側は受験者を推し量る意味でこのような施策を用いているのだろうが、だとしても我々IT弱者はあらかじめ対策を取ってしかるべきである。この関門を突破できなければ、まず土俵にも立てないのだから。
適正テスト【CAB】とは
【CAB】とは、「Computer Aptitude Battery=コンピューター職適性診断テストの略」で、日本エス・エイチ・エル社から提供されていて、主に情報処理、システム関連企業で多く採り入れられている、SEやプログラマーなどの情報技術者志望者の適正を測るためのテストで、バイタリティやストレス耐性に関しても測ることができる。
CABの知的能力適正の設問内容
主に以下の四つのテストによって測定される。
- 暗算(基本的な四則演算)
- 法則性(論理的な順序で配置されている図をもとに、法則性を導き出す)
- 命令表(図形群に命令表が付属し、複数の命令を実行した結果、最終的にどのような図形群に至るかを選択する)
- 暗号(暗号に従って変化していく図形から、法則性を見出し、暗号の意味を解読する)
上記のように、前提として予備知識が無い状態でも解答できる問題になっているが、問題数が多く時間も限られている為、迅速に問題を解いていく必要がある。
情報処理を行う仕事において必須な能力に違いない事は百も承知であるが、我々が掲げる目標は『志望の企業に受かる事』なので、こんなところでつまずくわけにはいかない。的確かつ適切な対策が求められる。
具体的な対策として
対策を講じる上で重要な事は
- 問題を解く速さを意識
- 各問題の趣旨の理解(解き方の理解)
主にこの二つを予め意識し抑えておく。
暗算(計算問題)
暗算とあるが、企業によっては紙自体に計算メモしてもいいという所もあるので、素直に筆算などを使って自分なりの計算方法を試していく。ぶっちゃけ暗算なんて無理。
もしくは過去の例題を使いまわしている場合もあるので、有名そうな例題を暗記しておく。
問1
16,629÷241=
A 69 B 79 C 49 D 102 E 57
問2
0.96÷3×2=□×□(□には同じ数字が入る)
A 0.9 B 0.3 C 0.6 D 0.5 E 0.8
解答
問1A 問2 E
法則性
よく出題される内容として
- 回転:一定の角度で図形が回転する
- 移動:マス内で図形が移動する
- 交互移動:図形が上下左右斜めに移動する
- 増減:図形の工数が増減する
があるので、なるべく速やかにどのパターンに該当するかを見極める。
問:上の図形群はある論理的な順序で配置されています。そのうちの1つが空欄になっています。 空欄に入る、図形群の論理的な配列を満たす図形を1つ選びなさい。
この場合、図形は【色を青、赤と交互に変化させながら時計回りに回転している】ので
、答えは『C』となる。
命令表
CAVの中では比較的難易度が高く、考えている間にどんどん時間が経過してしまう可能性があるので、瞬時に解答できるよう意識していくこう。
問:次の問題は縦に並べられた1つ以上の図形からなっています。上から順に命令を実行し、すべての命令を実行した結果得られる図形群を次から選びなさい。なお、各命令の意味は命令表を参照してください。
この場合、順序としては、下の命令を消す→上を削除(この命令は取り消される)→下を削除→左右反転の命令が行われるが、図形は削除されている。なので、最終的に答えは『A』となる。
暗号
典型的な暗号例として
- 回転:図形が90回転する
- 色:色が反転する 図形の変化:三角が丸になる、四角が丸になるなど
- 大きさ:図形が大きくなる、または小さくなる
- 増減:図形や文字の個数が変化する
- 文字:並びが逆になる、数字が倍増する
問:下の正方形の間にある円形の記号は、左の図形に対してなされる暗号命令です。この暗号により、左の図形は矢印の方向へ記号に従い変化します。
以下の暗号図から暗号の意味を解読し、下の設問の空欄に入る選択肢を1つ選びなさい。
この場合「+」は白から黒へと色が反転、「÷」は図形の拡大、「ー」は図形にラインを入れる命令なので、答えは『E』となる。
まとめ
昨今のIT需要から、応募者の多いIT企業の傾向として、業界未経験者やプログラミング初学者に対しこのような筆記テストを設け、第一関門としてふるいにかける企業は少なく無いと思うので、万が一適正テスト受ける可能性があるなら、万全な対策を取っておくことを強くお勧めしておく。いやマジで。
私のようにつまらない所で不合格になってしまわないようにしておきましょう。(白目)